「私には何もない」という呪いを解け。理不尽な現場こそが、あなたの「CEOスキル」を覚醒させる。
日本で働く全女性を「自分の人生の最高経営責任者CEO」にする、長谷川徳子です。理不尽が起きる前提で、人生と社会を再設計できる女性を増やす活動をしています。
30代という年齢は、多くの女性にとって「焦り」の季節かもしれません。
周りはキャリアを築いているように見え、自分だけが空っぽだと感じる。
「私には特別なスキルなんて何もない」と、自分を過小評価していませんか?
ですが、断言します。あなたの「できること」は、まだ見つかっていないだけです。
それは往々にして、あなたが「面倒だ」と感じる理不尽な仕事の中に隠れています。
今日は、私の苦い、そして泥臭い失敗談と、そこから得た真実をお話ししましょう。
「営業職」で入ったはずなのに。突然突きつけられた理不尽な現実
かつての私は、バリバリの営業職としてキャリアを積むつもりで入社しました。
目標数字を追いかけ、顧客と交渉し、自らの腕一本で道を切り拓く。
そんな、いわゆる「かっこいいビジネスウーマン」を夢見ていたのです。
ところが、会社が私に命じたのは、全く毛色の違う「導入コーディネート」でした。
理由はあまりにも理不尽なものでした。
「他にできるやつがおらんから、お前がやれ」
たったそれだけの理由で、私は新店舗オープンのシステム導入担当にされたのです。
システムを納品する際の使い方指導を行う、インストラクターの手配。
システム部との複雑怪奇な納品スケジュール調整。
営業としての華やかな仕事とは程遠い、地味で、緻密で、泥臭い調整役でした。
泥沼の調整業務で見つけた、自分でも気づかなかった「武器」
特にチェーン店の一括納品が重なったときは、まさに地獄のような日々でした。
限られた人数のインストラクターを、いかに効率的に全国へ動かすか。
交通費を最小限に抑え、移動の時間ロスを極限まで削ぎ落とすパズルのような作業。
各現場からは「もっと早く来てくれ」「使い方がわからない」と怒号が飛び交います。
正直に言いましょう。最初は「なんで私がこんな面倒なことを?」と腹が立ちました。
ですが、やるしかない。私はこの理不尽な状況を「再設計」することにしたのです。
関係各所に頭を下げ、利害を調整し、現場が円滑に回るための仕組みを作りました。
すると不思議なことに、あんなに嫌だった仕事が、驚くほどスムーズに回り始めたのです。
その時、私は気づきました。
「私、コーディネート能力がめちゃくちゃ高いんじゃないか?」と。
営業トークで商品を売ること以上に、複雑な利害関係を紐解き、
物事を完遂させるための「場」を整えることに、無上の喜びを感じたのです。
「やってみる」ことが、自己効力感を爆上げする唯一の手段
スムーズにコーディネートが完了し、店舗が無事にオープンした時の充実感。
あの時に感じた「私はやれる」という自己効力感は、何物にも代えがたいものでした。
もし私が「これは私の仕事じゃない」と拒絶していたら、この才能は埋もれたままでした。
やってみたからこそ、自分の「得意」が言語化された。
やってみたからこそ、他人には真似できない「自分の価値」に気づけた。
この時培ったコーディネート能力は、今の私の仕事の根幹を支えています。
私はこれまで、**行政委託を12年受け続け、1200人以上の女性を支援**してきました。
その中で確信したのは、自信がない女性ほど「食わず嫌い」をしているということです。
自分の枠を勝手に決めつけ、未知の領域に踏み出すことを恐れている。
それでは、人生という会社のCEOとして、あまりにも怠慢だと言わざるを得ません。
30代から「できること」を積み上げるための戦略的思考
「できることがない」と嘆く時間は、人生の無駄遣いです。
あなたが今、目の前にある「面倒な仕事」や「理不尽な役割」を、
まずは全力で、かつ戦略的に「叩き返して」みてください。
1. **「嫌だ」という感情を一旦脇に置く**
2. **その仕事を「どうすれば最短・最速で終わらせられるか」をゲーム感覚で考える**
3. **周囲の人間を巻き込み、自分が動かなくても回る仕組みを設計する**
これを繰り返すうちに、あなたの中に「自分だけの専門性」が必ず立ち上がります。
スキルとは、資格の数ではありません。理不尽を解決した「実績」の積み重ねです。
1200人の女性たちも、最初はみんな「私なんて」と俯いていました。
しかし、小さな「やってみる」を積み重ねることで、彼女たちは自分の人生を再設計しました。
あなたの人生のハンドルを、他人に渡してはいけない
社会はあなたに、都合のいい役割を押し付けてくるかもしれません。
上司はあなたに、面倒な雑用を丸投げしてくるかもしれません。
それを「理不尽だ」と泣き寝入りして終わらせるのか。
それとも、その理不尽を糧にして、自分の市場価値を高める材料にするのか。
すべては、最高経営責任者である「あなた」の決断次第です。
私が見てきた成功する女性たちは、例外なく、泥臭い経験を「金」に変えてきました。
30代は、まだ何者にもなれる。いえ、何者にでもなっていい年齢です。
「できること」は、空から降ってくるものではなく、泥の中から拾い上げるものです。

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